安 静夫 様
海外勤務の体験を生かし、レスポンスの良い対応で入居者の満足を創出。
私は、かつては理化学関連の輸出の仕事をしていて、海外の様々な国に行くことが多かったんです。一番多い中国には60回くらい行っています。最初の頃は1ドル360円だった時代でしたから、まだ海外に出かける人は珍しく、知り合いが餞別をくれたりしました。商社の海外支店に行って自分でテレックスを打つなど、まさに怒涛の一人旅の日々でした。
中国では、写真家の篠山紀信さんと同じホテルで1週間くらい一緒だったこともありましたね。簡単な北京語は喋れたので通訳してあげたりしました。他にも、当時の人気番組「兼高かおる世界の旅」の取材に3回くらい出くわしたこともあります。その頃の体験が、現在のアパート経営にも役立っていると思います。
不動産経営を始めたきっかけは、平成9年に父が亡くなったことでした。翌年、父の持っていた山林や農地などを遺産相続することになったのですが、負の遺産とでもいうのか、相続税をけっこう取られてしまい、それで不動産経営を考え始めたんです。
取引先が紹介してくれた大手ハウスメーカーが、4戸建の2棟というプランを提案してくれまして、新しい製品だからと値引きもしてくれたので、平成11年に着工し、完成した12年(2000年)の4月からアパート経営を始めたのです。
当時は、取引先の資産管理センターで管理してもらっていたのですが、管理はともかく、あまり営業してくれないんですよ。マイルームさんだったら、客先に飛び込んで様々な要望を聞いてきて教えてくれるので非常に助かっているのですが、以前お願いしていた管理会社は、胡座をかいているというか、客が来るのを待っているだけなんです。何部屋も空室の期間が続くことも多く、大変でした。やはり待つだけの営業ではダメなんです。
それで平成24年の夏から、マイルームさんにお任せすることにしたんです。以前の管理会社は知り合いだから断りづらかったのですが、こういうことはスパッと切り出さないとダメなので。
マイルームさんに切り替えてからは、空室ができても短い期間で次の人が埋まって、本当に助かっています。
また、貸主と借主の色々な要望にレスポンスよく対応してくれる点もありがたいですね。以前お願いしていた管理会社では何かあっても、こっちの耳に届くのは1週間後、早くても4日くらいかかりましたから。
要望やクレームというのは、素早く対応しなくてはダメなんです。海外勤務していた時も、役員とアメリカまで行って商談しても「日本に戻って相談してから返答します」じゃ上手くいかない。その場で決断できないと。
だから入居者の方にも、すぐに対応するように心がけています。基本的には全部マイルームさんのスタッフの方を通して対応していますから、入居者の方とは直接話すことはあまりないのですが、例えば水漏れするという連絡を受けたら、修理してくれと即決で答えるようにしています。9割くらいのことは即決で返答していますね。相手は困っているわけですから。
規模が小さいですから、不動産経営の醍醐味と言えるほどではないのですが、それでも、ちゃんと満室になってくれて、住んでいらっしゃるお客様から「住んでよかった」という声を聞くと、ああ、やってよかったなと思います。
これからも、いつも何か問題はないかと気にかけつつ、常にマイルームさんとも連絡を取り合っていくことで、お客様に満足していただける状態を保っていきたいと思っています。